2017年 第91回 装苑賞
2017年 第91回 装苑賞 アピチャート・ナランシャー
「MODERNKNITTY」
フランク・ゲーリーの建築スタイルが作品のコンセプトです。彼の作品に見られる、動き出すような曲線や躍動的で大胆なシルエットを表現しています。ウールとゴムで糸を作り、シルバービーズを組み合わせたものを手で編み、独特のゆがみを生み出しました。限られた時間の中で、納得できるところまで追求できました。
2017年 第91回 装苑賞 佳作一位 野中 優
「Nature impact -pure beauty in the wild-」
虫の美しい色や形を服として表現したいと考えていました。蛾をモチーフに採用した理由は、美しさだけでなく、自然界で生き残るために生まれた柄というところに惹かれたからです。素材は厚みのあるトレーシングペーパーに樹脂素材の両面芯をボンディングしています。見る角度によって色が変化するのも特徴です。
2017年 第91回 装苑賞 佳作二位 日下宗隆
「Life-like」
衣服に生き物のような生命があったら、人々が衣服に向き合う気持ちが変わるのでは?という考えがデザインの始点です。複数の部分が集まり一つの個体を構成していると考え、小さなパーツを衣服に大量に手縫いしました。全体にうねりを与えて、生命の躍動感や意思のようなものを感じさせるものに仕上げました。