
第99回装苑賞 審査員8名のプロフィールをご紹介
2022年に開催されたコシノジュンコ「原点から現点」の展覧会より
(右上)対極 コントラスト、東洋と西洋 丸と四角 赤と黒 曲線と直線(右下)ART FUTURアールフチュール CIRCLE 神の創造した世界、完成されたカタチ 太陽・月・地球・惑星・宇宙
(左)琳派コレクション”松柄羽織“ 2004年(右)POROPORO at GOBI Desert 2016年
コシノジュンコ(Junko Koshino)
大阪府出身。文化服装学院デザイン科卒業。在学中に装苑賞を受賞し、1978年、パリ・コレクションに初参加。’85年に北京で中国最大のファッションショーを開催したほか、’90年にはニューヨーク・メトロポリタン美術館でのショー、ベトナムで日本人初のショーを行うなど、世界各地で活躍。数多くの舞台衣装やプロダクトデザインなども手がけ、高い評価を得る。2017年、文化功労者顕彰、’21年、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ受章、’22年、旭日中綬章受章。2025年国際博覧会誘致特使。
SOMARTA Skin Series Collection
© SOMA DESIGN
Photo: SINYA KEITA (ROLLUPstudio.)
廣川玉枝(Tamae Hirokawa)
神奈川県出身。1998年、文化服装学院アパレルデザイン科卒業後、イッセイ ミヤケを経て、2006年、デザイン事務所、ソマデザインを設立。同時にデザインプロジェクト、ソマルタを立ち上げる。「身体における衣服の可能性」をコンセプトとした無縫製ニット、スキンシリーズを発表。’07年春夏より東京コレクションに参加。第25回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。以後、東京2020オリンピックの表彰台ジャケットのテキスタイルをアシックスと共同開発するなど、企業とのコラボレーションも多数。様々な分野で作品を発表している。
2024-25AWコレクション
三原康裕(Mihara Yasuhiro)
1972年生まれ、長崎県出身。多摩美術大学在学中に独学で靴作りをスタート。’96年にミハラヤスヒロを設立。’99年にウエアラインを立ち上げる。2016-’17年秋冬コレクションより、ブランド名をメゾン ミハラヤスヒロに変更。東京をベースにパリにてコレクションを発表する。既存の枠にとらわれない発想や、深く踏み込んだデザインワークで、ストイックだが遊び心のある服をテーマに、シューズはもちろんのこと、そのデザインは国内外問わず注目を浴び続けている。
アンリアレイジ 2024-25年秋冬コレクション
アンリアレイジ オム 2024-25年秋冬コレクション
森永邦彦(Kunihiko Morinaga)
1980年生まれ、東京都出身。早稲田大学社会科学部卒業。大学在学中にバンタンデザイン研究所に通い、服作りを始める。2003年、アンリアレイジとして活動をスタート。’05年に東京タワー大展望台にて’06年春夏コレクションを発表し、以降、東京コレクションで発表を続ける。’14年よりパリ・コレクションに参加。’19年、第37回毎日ファッション大賞受賞。’24-’25年秋冬シーズンに行われた、新たにメンズラインであるアンリアレイジ オムをスタート。東京とパリの両軸にて、“日常”と“非日常”、“時代”を超越したファッションを世界に発信している。
beautiful people 2024Winter
熊切秀典(Hidenori Kumakiri)
1974年生まれ、神奈川県出身。’97年に文化服装学院アパレル技術科卒業後、コム デ ギャルソンにてパタンナーとして勤務。独立後、2004年に外注パターン会社を設立し、’07年、文化服装学院の同級生らとともにビューティフルピープルを始動。5歳の子どもと大人の女性が共有できる「大人のための子ども服」という画期的なコンセプトで注目を集める。’17年にパリコレデビューを果たし、’20年、第38回毎日ファッション大賞を受賞。サイズや性別、表と裏、上と下などファッションにおける既成概念にとらわれず、自由な発想とパターンテクニックを生かしたものづくりで、多くの人を魅了し続けている。
©︎ ISSEY MIYAKE INC.
Photography: Kenta Umemoto
宮前義之(Yoshiyuki Miyamae)
1976年生まれ、東京都出身。2001年、三宅デザイン事務所に入所し、三宅一生が率いたA-POCの企画チームに参加。その後、ISSEY MIYAKEの企画チームに加わり、’11年から’19年までISSEY MIYAKEのデザイナーを務めた。’21年には、実験性と日常性を両立させるA-POC ABLE ISSEY MIYAKEを新ブランドとしてスタート。エンジニアリングチームを率いて、A-POCのさらなる研究開発に取り組んでいる。
MIKIO SAKABE 2024年秋冬コレクション
坂部三樹郎(Mikio Sakabe)
1976年生まれ、東京都出身。2006年にアントワープ王立芸術アカデミー ファッション科マスターコースを首席で卒業。’07年、シュエ・ジェンファンとともにミキオサカベを設立。フットウエアブランド、グラウンズのクリエイティブディレクター、スリー トレジャーズ代表も務める。’19年には、自身がヨーロッパで学んだ経験をファッションデザイナーを志す多くの人へ教えるべく、ファッションスクール「me」を立ち上げる。東京を拠点に、次世代の新たな人間像を、時代や感情の象徴となるファッションを通して提案している。
フミエタナカ 2024-25年秋冬コレクション
田中文江(Fumie Tanaka)
1975年生まれ、大分県出身。大阪モード学園を卒業後、’98年、ワールド入社。サザビーリーグを経て、自身の会社を設立。2016-‘17年秋冬シーズンにザ ダラスを立ち上げる。’20年春夏シーズンにフミエタナカをスタート。以降、東京を拠点にフミエタナカのコレクション発表を続ける。’22年には、第40回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞を受賞。自立し凛とした女性像をテーマに、自然体に居心地のよさを感じる大人の女性に向けて、ラグジュアリーで優美な装飾が象徴的なレディスウエアとアクセサリーを展開する。
第99回装苑賞のポートフォリオ募集期間は9月28日(土)〜10月22日(火)まで!たくさんのご応募お待ちしています。
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